Javaエンジニアが活躍するシーンの1つとして、他のプログラミング言語で開発されたソフトウェアやシステムを、Javaに移行する仕事が挙げられます。というのも、企業が自社システムをJavaにしたいとの意向を持っていることが多いからです。その理由としては、Javaの拡張性の高さがあり、Javaを活用しているとシステムの拡張を楽に行うことができます。また、オブジェクト指向であることも、移行を希望する1つの要因といえるでしょう。
さらに、限定されていたOSやハードウェアから解放され、なおかつOSやハードウェアを変えやすいというのも企業がJavaに移行したい理由です。Javaはマルチプラットフォームで、あらゆるOSやハードウェア上で動作させることができます。これは、JVMというエミュレーションモジュールが、OSやハードウェアの違いを吸収してくれるからです。
Javaエンジニアは、Javaで得た知識を他のプログラミング言語にも活かすことができます。Javaは、難易度が高いプログラミング言語といわれていますが、プログラミングに対する基本的な考え方はCやC++とそれほど変わりません。そのため、Javaを習得することでCやC++を習得しやすくなります。そして、最近のソフトウェアやシステムは複数のプログラミング言語が使われていることも少なくありません。そこで、Javaエンジニアが他のプログラミング言語も扱えるようになれば、さらに活躍の場は広がります。